ニンテンショック!!!

あけましておめでとうございます。

もうこのブログの存在理由がよくわからなくなってきている今日この頃、まぁ元から長く続くとは自分でも思ってなかったんで、更新が滞るのは分かってました。
でもたまには更新するよ！
ゲームのネタに限らず、イロイロと思ったこととかニュースとか書いていくつもりです。


というわけで、ネットでみかけてちょっと気になった話を取り上げてみる。

絶好調に見える任天堂が警戒する「任天堂ショック」の可能性　―PC Watch

wii/DSのハードだけが売れまくってソフトがその勢いに追従できていないことにより、ユーザーが一気に飽きてしまって市場が急激にしぼんでしまうのではないかという懸念があるようです。
いわゆる「アタリショック」とは状況も取り巻く環境も違うわけですが、もし現実のものとなった場合はドエライ事になるでしょう。
これは任天堂だけの問題じゃ済まず「ゲーム業界」そのものを脅かす問題。
もしかするとそれ以上の影響があるかもしれません。


とまぁ、売れたら売れたで別の問題が発生しているわけなんだけど、ハードを活性化させるには、現実問題「お金」が必要になるわけで。
「お金」を得るためには、それを生んでくれる「ユーザー」が必要になるのは当然。
新規ユーザー獲得は、避けては通れない道なわけです。

wiiが一人勝ちとも言えるほどの販売台数を叩き出したのは、XBOX360やPS3とは違う土地に目を向けたから。
それまで「ゲームをやる人」と「ゲームをやらない人」の間にあった壁を乗り越えて、「やらない人」を「やる人」にクラスチェンジさせようとしたから。
そしてそれをソフトなどのコンテンツだけに頼らず、ハード的な面からもアプローチしたから。
結果的にその思惑は成功して、一気にユーザーを獲得したわけです。

そりゃーね、テレビの前でコントローラーをポチポチ押してるより、ブンブン振り回してたほうが面白そうって思うよね。
XBOX360もPS3もライトユーザーを取り込もうと頑張ってはいるんだけど、あの視覚的にくるインパクトには勝てないよね。
「若干猫背になりつつ、口が半開きになった状態でテレビの前に座ってプレイする。」という暗いイメージからは、どうしても抜け出せない。


まずはイメージから変えていかなければならない。
特にXBOX360はマイナーっていうイメージが拭えていない。
（だがそれがいいって思ってしまうのは俺だけでいい。）

というわけで、メーカーもイロイロな手段を講じてライト層へアピールしようとするんだけど、そこで障害となるのが「元々ゲームをやる人」。
暗いイメージなんか関係なしで、ガッツリ楽しんでる人たち。
この人たちからすると、ライト層へ向けたコンテンツはチープなものにしか映らない。
たとえば今年１月ごろにリニューアルされた「インサイド Xbox」に対しての反応。
これまでよりもライト層へ向けた番組になったんだけど、反応はあまり芳しくなかった。
もしかしたら比較的幅広く受け入れられてたのかもしれない。
でも目に付くのは批判的な物が多かったように感じる。

往々にしてヘビーユーザーほど声は大きいもので、ライト層の声は埋もれてしまいかねない。
そもそも、声すらあげないかもしれない。
そんな状況でヘビーユーザーの声ばかり聞いてると、いわゆる音ゲーだったり格ゲーだったりと同じような道を歩みかねない。


ユーザーの声を取捨選択してコンテンツを充実してもらい、それによってさらにユーザーが増えることで、ハードを取り巻く環境が盛り上がっていけばいいなと思います。
その際、ヘビーユーザーはメーカーが提案したコンテンツに冷ややかな反応をするのでなく、温かい目で見守ってあげればいいんじゃないかと。
もちろん、ダメな物はダメっていうアドバイスは必要ですけどね。

逆に盛り上がり過ぎて、有象無象なソフトが発売されても困りますが・・・。
それこそ「第２のアタリショック」になってしまう。